動物の命を助けるお手伝いがしたい。そんな想いを抱くようになったのは、小学5年生のとき。人間のせいで動物が命を落とすことを、テレビで知ったのがきっかけでした。どうしてそうなってしまうんだろう?ふとした疑問から動物の保護活動に興味を持って、獣医になりたいと思うようになったんです。もともと動物が好きだったんですが、父が転勤族だったので家で飼うことはできなくて。でも、その夢はずっと私の心の奥にありました。
残念ながら獣医は断念しましたが、新たに動物看護師を目指して仙台の専門学校へ。動物の生態や病気のことなど、難しい勉強が多かったけど授業は全部楽しかった。捨て猫の保護活動にも携わって、乳離れするまで子猫をお世話するボランティアもしたんですよ。猫が大好きだったし、消えそうな命を放っておけなくて。飼い主に引き取られるときは、寂しさを押し隠して笑顔で送り出しました。幸せになってねと、心の中で願いながら。